フロートの建造方法

現在の技術でも巨大フロートを作ることは、可能です。VLSIは小さいものは直径が500Mくらいのものも考えられます。現在の造船技術で十分、建造可能です。

しかし巨大なフロートを地球上にいくつも作ろうというのはいささかおとぎばなしのようです。1992年に私が試算した内容では例えば、長さ1キロメートル、幅200メートル、深さ40メートル程度のフロートを建造する場合、少なく見積もっても30万トン級タンカーの建造に必要な物量の約20倍、長さ10キロメートル、幅5キロメートル、深さ100メートルのものについては7500倍もの物量が必要となります。それらのフロートを数百から数千も造ろうとするともはや地球上では建造不能となってしまいます。

それで、建造するのには何か、今まで、船を造っていたような方法以外のことも考えなくてはなりません。海洋資源としては塩(NaCl)、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)などがあります。これらをなんとか利用できないかと考えています。たとえば、食卓塩・・・これらの粒は結構固いです。この硬さを生かし、もっと大きな構造をつくることができないかと考えています。

また、さんご礁のサンゴ。これは海水中のカルシウムが多く含まれています。サンゴ自体は非常にもろく、人の手でも簡単にポロポロと壊れてしまいますが、このカルシウム、あるいはマグネシウムを取り込んで何か構造体がつくれないかと考えています。

しかも、それらは人が作るのではなく。・・・

というのは、船などは多くの人手が必要ですが、大きなフロートを海洋生物(微生物など)を利用してつくれないかと思っています。例えば、人間はフロートの外枠と骨組みだけを造ってやります。そのままでは波の力にも耐えられず、プヨプヨな状態と思いますが、そこに微弱電流を流したり、触媒、酵素といったものをその構造体の近くの海水に含ませてやります。すると、微生物が反応し、徐々にサンゴのようにカルシウムやマグネシウム、ナトリウム、塩といった海水に含まれる成分を使って、硬い補強材を形作っていくことができないだろうか。?そんな研究をやってみたら面白いのではないかと思うのです。

以下のムービーで説明をしています。

参考:世界の鉄鋼生産量

オーシャンリパブリック構想

Ocean Republic Video

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